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    <title>空想のゲーム</title>
    <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com</link>
    <description>空想のゲーム・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 セントラル.</copyright>
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    <item>
      <title> - 掃除</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2820/section/37979</link>
      <pubDate>Sat, 31 Jan 2026 01:56:00 +0900</pubDate>
      <description>ケンカの罰の、あと始末。
※14話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[R「何で俺がこんなこと…」
Reaperが独り言をつぶやきながら箒を動かしている。薄暗い懲罰房の頼りない蝋燭に、雑に払われたほこりが照らされている。
P「ちょっと、取りこぼさないでよ？っていうかさ、そろそろExecutionerにケンカふっかけるのやめなさいよ」
R「関係ねえだろ、それとこれとはよ」
P「あんた止める側の気持ち考えたことある？」
ReaperとExecutionerのケンカの罰としてReaperに掃除が割り当てられていた。私としては、話し相手と手伝いの手が同時に振ってきたから大喜びなんだけど。
R「うっし、こんなもんでいいだろ」
P「あ、その辺終わったら今度あっちね」
R「まだあんのかよ…」
地下室の片隅に徐々に塵の山が積み上げられていく。赤髪の大男は意外にも素直に手を動かし続けている。もっと噛みついてくるかと思ったのに。
P「しっかしあんた、箒も似合うのねぇ。鎌から箒に持...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>10_祝福 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37954</link>
      <pubDate>Tue, 13 Jan 2026 21:00:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[容赦のない向かい風が、時折俺を突き飛ばすかのように吹き付ける。あの時はこんなにも風が強かっただろうか？だが、足を止める理由にはならなかった。息ができないほどの突風でも、押し返すような向かい風でも、俺を止めるには力不足だった。そうして休まず歩き続け、何度も日をまたぎ、｜＜感情の湖＞《Candor》を出て何日か過ぎた後ようやく海が見え始める。落ちかけている日が俺の影を長く伸ばしている。
E「｜≪風標≫《Usher》」
海を見続けている男に声をかける。≪風標≫はゆっくりと振り返り、俺を認めると微笑みを返す。
U「｜≪大斧≫《Executioner》？どうしたんだい、こんなところまで」
伝えてもいないはずの通称を≪風標≫が知っていることに言葉がつまずく。
E「なぜ俺の通称を？」
U「｜≪郵便屋≫《Messenger》が教えに来てくれたんだ。笑顔だったよ。君の通称が決まるときに立ち会えたのが、嬉しか...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 弔鐘</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2792/section/37679</link>
      <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 22:28:00 +0900</pubDate>
      <description>長い長い、夢の中で見た私の世界と思い出たち。
※最終話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[凍りつくのは、私の｜魂《こころ》。どこかで誰かが呼んでいる。
ここは寒い。ここは暗い。ここは狭い。
手放したのは、絆と後悔。
誰か、誰か、私を起こしてくれ。
何もかもを見失った、壊れた自我。

私に触れた、指の先。無限の力を与えよう。
凍える空気を閉じ込めて。仄暗い闇を追い払って。狭い壁を押し除けて。世界へ、世界へ伸びていけ。
遥か遠くの、友の息。
誰か、誰か、私を起こしてくれ。
つゆに消えゆく、私の記憶。

駆け抜けるのは、世界の軌跡。今度は私の祈りの番だ。
人は願い、ひとは繋がり、｜人形《ヒト》は求める。｜永遠《とわ》に私と共にあれ。
遠くで燃える、小さな炎。
誰か、誰か、私を起こしてくれ。
静かに崩れる、境界線。

夢と現の、狭間の願い。私が犯した最初の過ち。
未来は消え、現実は解け、過去は揺れる。私が堕ちた水底で。
したたかな言葉に、消える影。
誰か、誰か、私を起こしてくれ。
近づ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>9_感情 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37936</link>
      <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 17:09:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[E「｜≪風標≫《Usher》に会いに行きたい。｜＜追憶の浜辺＞《Indulgentia》へ行かせてくれ」
チェス盤の前の｜≪指令≫《Arbiter》は俺を見る。その鋭い目を少し逸らされ、しかしすぐに俺に戻る。
A「ならば、先に｜＜感情の湖＞《Candor》へと出向け。Yearner殿へ挨拶をして来い」
E「は…？」
｜≪指令≫《Arbiter》の予想外の回答に一瞬思考が止まる。どこへ行けと言った？
A「聞こえなかったのか？｜＜感情の湖＞《Candor》へ行き、Yearner殿に面会しろ。Usher殿に会うのはそれからでも遅くはあるまい」
｜≪指令≫《Arbiter》が咳払いをする。その音で俺は我に返る。許可が、下りた。
A「理解したのならさっさと行け。お前はお前でしかない。いつまでも待たせるな」
E「…承知した。｜＜感情の湖＞《Candor》に行ってから｜＜追憶の浜辺＞《Indulgent...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>6-欲望_Lurker - それが名前を持った時-Reverse</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2812/section/37950</link>
      <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 16:42:00 +0900</pubDate>
      <description>あの時、奴らは何を考えていたんだ？</description>
      <content:encoded><![CDATA[A「Lurker。そいつを殺せ」
L「俺がやるの…？Executionerじゃなくて…？」
A「訓練だ。Executioner、Lurkerの殺しを見て衝動を抑え続けろ」
E「…承知した」
面倒だな。時間かかるからやりたくないのに。
「か、帰してくれ！おれは・・・！」
でも、せっかくやるなら少しくらい味わってもいいよね。
影を絡めているDesideriumに爪を食い込ませる。核に牙を突き立てる。暴れたがる手足を力づくで抑え込む。
こんなもんか。
「ぐあ・・・やめ・・・！！」
Desideriumの恐怖が、焦燥が、絶望が、影を通じて流れ込んでくる。
ああ、ああ、ぞくぞくする。
L「ふふ…」
こらえきれなくて笑みが漏れる。
A「何かあったか」
L「何でもないよ…」
核に影を流し込む。
「あ、ああぁあ・・・！！や・・・やめて、くれ・・・っ！！」
最期のきらめきを黒で塗りつぶす。
「ああぁ・・・ぁ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 与えるということ</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2779/section/37627</link>
      <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 16:37:00 +0900</pubDate>
      <description>僕にだって、与えないという選択肢がある。
※32話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[気が付くと僕は薄暗い部屋で椅子に座らされ、後ろ手に拘束されていた。ジンジンと頬と後頭部が痛い。いつの間にか眼鏡も失っている。
G「んう…ここ、どこだ…？僕は何を…」
ぼんやりとにじむ目を凝らし周囲を見渡す。隅に机と椅子が置かれただけの廃墟の一室のような部屋の中で、こうなる前のことを思い出す。たしか散歩してて、誘拐されそうになってたFragmentaをかばって…。
だんだん記憶がよみがえってくる。殴られても気絶しなかった僕を見た犯人が僕に浴びせる暴力はどんどんエスカレートしていったんだ。さすがのAlphabetでも耐えられなかったか。
「あ、気がついた？」
G「君は…？」
鍵の音がして優しそうな男が顔を覗かせる。ぼやけた視界で、見たことがあるような笑顔が僕に近づいてくる。
「よかった、いつまでも起きないから心配してたんだよ」
言葉の優しさと裏腹に、容赦のない男の蹴りが僕を襲う。
G「ぐっ…な...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>8_迷走 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37785</link>
      <pubDate>Sun, 11 Jan 2026 22:02:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[あれから何日も繰り返した。警戒し、【処刑】し、自己を見つめた。何度も訓練を重ね、斧を振り、俺自身の刃を研ぎ続けた。
強くなりたかった。すべてを跳ね除けられる力が欲しかった。ただそれだけを求めて、目の前の堕ちた存在の核を砕き続けた。
A「Executioner。お前の刃は秩序のためにある。そのことをゆめゆめ忘れるな」
報告し、｜≪指令≫《Arbiter》の貫くような金色の目を見る。強烈な圧迫感を感じる目を、じっと見続けることができない。
E「…承知している」
短く返してメインホールを後にする。｜≪指令≫《Arbiter》の視線は、完全に見えなくなるまで俺の背中を負い続けていた。

W「Executioner、少しよろしいですか？」
外へ行こうとしていた俺を｜≪双眼鏡≫《Watcher》が呼び止めた。
E「何かあったのか？」
W「いえ、あなたと少し話をしたいと思いまして。お時間いかがでしょうか...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>7_切先 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37775</link>
      <pubDate>Sat, 10 Jan 2026 22:59:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[任務。休み。任務。任務。任務。
衝動と向き合い、己を律し、力の扱いも覚えた。斧も、もうすっかり俺の半身になっていた。
R「よォ、Executioner。暇してんだろ？ちょっと付き合えよ」
任務が終わると屋上で風を待つ。冷たく乾いた風は俺の火照りを攫っていく。今日もいつもと同じ、はずだった。
E「何の用だ」
R「稽古だ、稽古。Desideriumと鉢合わせしたときにちゃあんと殺せるようになっとかねえと、処刑者失格だろ？」
｜≪大鎌≫《Reaper》が俺を待っていた。
E「断る。何故俺がお前と手合せをしなければならない？」
R「へえ？ずいぶん自信があるみてぇだな、たった数回の処刑でよォ。さぞ【処刑】だってお上手なんだろうなァ？」
E「お前は…」
なんなんだ、こいつは。
R「めんどくせえ、斧を出せよ。まどろっこしいのはなしだ。俺が叩き込んでやるよ…死にたく無ェならさっさと構えろ…！」
｜≪大鎌≫...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>6_欲望 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37769</link>
      <pubDate>Fri, 09 Jan 2026 22:36:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[L「ここにいたんだ…。呼ばれてるよ…」
｜＜砦＞《Aeternitas》の屋上で風に吹かれていた。置かれていた椅子に腰かけ、自分の衝動を見つめるために。
E「俺が？」
L「うん…、Arbiterが下に来いだってさ…。俺も呼ばれてるから一緒に行こ…」
以前入れなかった｜≪鞭≫《Punisher》の懲罰房のことか。わずかに不安を抱えつつ、Lurkerの背中を追いかける。

階段を下り地下に踏み入る。陰鬱とした空間に漂う気配に魂跡が鈍く痛む。
A「来たか」
｜≪司令≫《Arbiter》が腕を組んで立っていた。その横で表情のない｜≪鞭≫《Punisher》が2人のDesideriumに膝をつかせている。そいつらの核は、黒い。
L「ねえ、俺まで来る必要あった…？」
A「あるから呼んだんだ。少し待っていろ」
｜≪司令≫《Arbiter》は剣帯から細剣を外し床に突きつける。
A「Executioner。...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>第51話 - Recollection</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2617/section/37497</link>
      <pubDate>Fri, 09 Jan 2026 22:01:00 +0900</pubDate>
      <description>その思いは、遠い過去とまだ見ぬ未来の間で揺れ動く。
たった1人が1人じゃなくなった時、新しい色が生まれる。</description>
      <content:encoded><![CDATA[何度か往復してすべてのかけらを運び出す。Yearnerは驚いていたが、僕の気持ちを汲んでくれた。きっとこれで、あのCupiditasたちは循環に還ることができるだろう。
最後の運搬を終えて｜＜幻影都市＞《Umbra》に戻ったとき、僕の目に飛び込んできたのは街の変化だった。
主「家が…！」
ずらりと並んでいた無人の街並みの中で、まるで柱を抜かれたかのように家が崩れている。それも1つだけじゃない。通りに面しているだけでも何軒かが無残な姿に変わっている。
主「な、なんで…？」
E「…異様だな」
普段感情を見せないExecutionerさえも困惑の表情を浮かべている。
廃墟のようになり始めた街を警戒しながらゆっくりと歩く。水の消えた噴水広場を通り過ぎ、さらに奥へと進んでいく。無人の街道に廃墟と化した家が徐々に増えていく。薄気味悪さと同時にやるせない悲しみが心の中にたまっていく。
主「こんなに家が崩...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>5_同胞 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37744</link>
      <pubDate>Wed, 07 Jan 2026 22:33:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[Lurkerの言っていた通り、周囲にDesideriumはいなかった。俺たちは揃って｜＜砦＞《Aeternitas》に戻る。重い扉を押し開け≪指令≫のいる場所を見る。知らない女が話をしている。
A「戻ったか。ご苦労だった。Lurkerは報告を。PunisherはExecutionerを部屋まで連れて行ってやれ」
Pを持つ短髪の女は俺を見て笑う。Lurkerは俺から離れ≪司令≫へ近づいていく。
P「いいよ！あんたが新しいExecutionerだね。私はPunisher。部屋行くついでに｜＜砦＞《Aeternitas》の案内もしてあげるよ。行こ！」
E「あ、ああ」
Punisherは｜≪郵便屋≫《Messenger》のように俺の腕を引く。速くはないが力が強い。背中に二人の視線が刺さる。Punisherは気にもかけず、俺を階段の先へと連れていく。
廊下を歩きながら声をかける。
E「Punishe...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>1_旅路 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37715</link>
      <pubDate>Tue, 06 Jan 2026 23:39:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[木陰に腰を掛け風を感じている。
｜≪風標≫《Usher》のところを出てからしばらく歩き続けた。黒い塔は近づいているはずなのにいまだ遠くにあるような気がしてならない。通りで細々と暮らしているのが人間でなくFragmentaだと、最初に伝えられなければきっと今でも誤解していただろう。俺自身のことでさえも。
道半ば、3つのことに気が付いた。
1つは飯を食わなくても問題ないということ。｜＜追憶の浜辺＞《Indulgentia》を出て2日、一切何も口にしていないがなんともない。
1つは睡眠も不要だということ。夜通し歩き続けても一切の影響はない。
そしてもう1つは、体そのものが以前よりも強くなったということ。強くなるというと語弊があるが、どれだけ全力で走ろうが息は上がらないし足が痛くなることもない。念のため休んではいるが、いずれ限界の確認もしてみたい。
E「処刑者、か」
独り言が風に消える。実感など沸...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>2_通称 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37717</link>
      <pubDate>Tue, 06 Jan 2026 23:39:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[M「でね、ここからもっと北にあるのが｜＜感情の湖＞《Candor》でね、おじいちゃんとおばあちゃんが夢のかけらをきれいにしてるの！雪も降るからきれいな場所なんだよ！」
｜≪郵便屋≫《Messenger》の高い声を聞きながら人通りの多い街道を歩く。Fragmentaというべきか。
E「この辺はいつもこんなに人が多いのか」
M「ん？そだねー、商業街にくればなんでも揃うからね！ご飯に、スイーツに、文房具でしょ、それからお花とか…」
≪郵便屋≫は指を折る。数えているのはこいつが好きなものなんじゃないのか。
M「っとと、見えてきたよ！ほらあそこ！」
通りの奥地につぎはぎでできた看板が見えている。見覚えのない字で修理屋と書かれている。…俺は何故、知らない文字を読める？
｜≪郵便屋≫《Messenger》が駆けだし重そうな扉を開ける。ガラガラと耳障りな音が響く。
M「こんにちはー！」
？「あら、いらっし...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>3_衝動 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37718</link>
      <pubDate>Tue, 06 Jan 2026 23:39:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[息が詰まる。胸が苦しい。
E「はあっ、なんだ、何が起きている…？」
｜≪百科事典≫《Observer》に再び会うため塔に向かっている最中に、突然息苦しさに襲われた。いいや、突然は嘘だ。俺はずっとこの苦しみを引きずっていた。【処刑】の衝動が俺を貫いている。｜≪風標≫《Usher》の言葉を思い出す。己を見失わないように、ゆっくりと呼吸を繰り返す。僅かに苦しさが消える。だが完全に消えたわけではない。
胸を押さえ、壁をつたい、足を引き摺るように歩いてようやく塔にたどり着く。
K「おいおい大丈夫か？」
E「大丈夫に、見えるのか？」
K「見えねえな。少し休んでけよ」
E「休んだところで、はあっ、何も変わらん…」
｜≪門番≫《Keeper》の静止を振り切って階段を登る。喉が、胸が痛い。
E「｜≪百科事典≫《Observer》…！」
O「おかえり、Exe…一体どうしたのかね？」
書斎に入って膝をつく。｜≪...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>4_執行 - それが名前を持った時</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2649/section/37719</link>
      <pubDate>Tue, 06 Jan 2026 23:39:00 +0900</pubDate>
      <description>打ち上げられた、名前を持たなかったはずの願いが名前を背負わされた時。ひとつの歯車が、この世界に組み込まれた時。
Insomniumへようこそ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[月が隠れる夜、｜≪指令≫《Arbiter》から受けた哨戒任務に備える。Lurkerというやつも一緒らしい。
コートの着心地を確かめる。無意識に触れていたアーティファクトからは手を離した。
L「…へえ。キミがExecutionerか…。…今日はよろしくね」
後ろに立つ気配に振り向く。そこには影のような男がいた。
E「あんたがLurkerか？…通称は？」
L「…なんで？そんなの聞いてどうするの…？」
影のような男は眉間に皺を寄せる。
E「｜≪風標≫《Usher》が通称で呼べと」
L「あぁ、そういうこと…。俺は名前でいいよ…」
E「だが」
L「通称はね…相手に迷惑をかけないために使うの…」
俺の言葉を遮ってLurkerは続ける。
L「Usherは戦えないでしょ…？でも俺は戦えるんだから、通称なんかいらない…わかる？」
そういうとLurkerは肩をすくめた。
L「ま、無理強いはしないけどさ…。俺の...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 道しるべ</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2797/section/37705</link>
      <pubDate>Mon, 05 Jan 2026 22:52:00 +0900</pubDate>
      <description>彼が待っていてくれるから、私は一歩を踏み出せる。
※27話読破後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[青い世界を抜け出して、太陽が傾き始めた｜＜揺り籠の森＞《Arborium》の土を踏みしめる。大樹はそよ風に揺れ、穏やかな午後の空気が私を抱きしめる。
V「ああ、疲れた…。この時間なら、夜には帰れるでしょうか」
小さな紺色の木の実が入ったかごを揺らして、風の間を抜けるように歩きだす。Fragmentaが走るよりもはやい速度で私は丘を降っていく。やがて空気が冷たく張り詰め、地面には白が混ざり始める。
V「ここは相変わらずみたいですね」
ざくざくとした靴の裏の感触を楽しみながら、落ちていく天を振り返る。そこに浮かんでいた月は、もう間もなく満ちようとしていた。

広がる湖の奥、少し外れた林の中に立つ大きな家の扉を開く。
V「ただいま…」
X「Voyager？やっと帰ってきたのかい？」
私が靴の雪を落としていると、Xenogathererがわざわざ出迎えてくれた。エプロン姿のおばあちゃんはなんだかい...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - アーティファクト</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2765/section/37571</link>
      <pubDate>Sat, 03 Jan 2026 01:13:00 +0900</pubDate>
      <description>光と熱気に包まれた職人たちの仕事。
※16話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[夜更け、Fragmentaの訪問がぐっと減る時間。オレは煙草をふかしながら頼まれた修理作業を続けていた。ガンガンとハンマーをふるい続け、妙な方向に曲がったパーツを直していく。
F「よし、こんなもんか。そういや｜≪造形師≫《Tinkerer》、あれの在庫は？」
ハンマーを腰に下げ、背後で片づけをしているTinkererに問いかける。
T「もう｜≪贈与≫《Giver》に依頼済み。問題ないわ」
F「さすが仕事が早いな」
T「明日には持っていけるって言ってたわ。だから切れる心配はないと思うわよ」
頼れる相棒の変わらない声を背中で聞く。そんな日常的な業務会話をしているときだった。
S「ゴメン、今いい？」
ガラガラと大きな音を立てて真鍮の扉が開く。
T「あら｜≪探索者≫《Seeker》じゃない。どうしたの？こんな時間に」
S「うわ煙草くさ。あー、じゃなくて、今誰もいない…？」
オレは煙草を灰皿に押し付...]]></content:encoded>
    </item>
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      <title> - 山積みの報告書</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2764/section/37570</link>
      <pubDate>Sun, 28 Dec 2025 21:55:00 +0900</pubDate>
      <description>これは、誰かが生きていた証だ。
※29話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[ふと顔を上げる。書斎には光が差し込み朝の到来を告げている。
O「おや…もうそんなに時間が経っていたか」
私は眼鏡をはずし席を立つ。大きく広げられた窓に近づき、明るく照らされ始めた街を見下ろす。
O「Insomniumは今日も、何事もなく夜を抜けられたようだな」
下に広がる街は少しずつ目を覚まし始める。Watcherほど強くないが、【観察】の力で世界を見渡していく。穏やかに揺れる草木、荒涼とした｜＜砦＞《Aeternitas》の冷たい空気、｜＜追憶の浜辺＞《Indulgentia》の打ち寄せる波。平和な朝の訪れに私はほっと胸をなでおろす。
K「Observer、ちょっといいか？」
振り返るとKeeperが大量の書類を抱えてたたずんでいた。表情はやや重めか。
O「どうしたKeeper？何かあったか？」
K「よっと…ふう、Messengerから預かってきたぞ」
Keeperは報告書を私の机に載せ...]]></content:encoded>
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      <title> - レンズ越しの世界</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2752/section/37521</link>
      <pubDate>Tue, 23 Dec 2025 21:53:00 +0900</pubDate>
      <description>いつも見ていたはずの世界と自分の目で見た世界がこんなにも違うことを、私はすっかり忘れてしまっていました。
※14話読了後推奨　A,P,W</description>
      <content:encoded><![CDATA[本日は曇り、気温湿度ともに比較的低め。少し日が短くなってきました。
夜が明け、私はいつものように世界の【監視】を始めます。これが私の役目です。
腕を広げて【監視】した世界を映す【窓】を次々に開き、ゴーグル越しの世界は無数の【窓】で埋め尽くされます。今日もInsomniumは変わりないようですね。
一息ついた時、小さく明滅を繰り返す【窓】があることに気が付きました。
W「おや…困りましたね」
おそらくアーティファクトの不具合と推測します。機能不全が増える前に直さなくてはなりません。

私は【監視】を続けながら｜＜砦＞《Aeternitas》のホールへと向かいます。今日のArbiterは戦術書を熟読しているようですね。
W「Arbiter。数日間、どなたかお借りできますか？」
A「どうした。どこか出かけるのか」
ホールの片隅に佇むArbiterに声をかけます。彼女は顔を上げ私を見ました。私は自...]]></content:encoded>
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      <title> - 死の矜持</title>
      <link>https://ctrl-tb3.kashi-hondana.com/author/page/2751/section/37520</link>
      <pubDate>Sat, 20 Dec 2025 00:36:00 +0900</pubDate>
      <description>命と、選択。
※13話読了後推奨</description>
      <content:encoded><![CDATA[森の中を走る。
「はあっ、はあっ…！」
ただひたすらに走る。今は心当たりのない因縁と悪意から逃げなければならない。
「待ちやがれ！！」
背後から野太い声が追いかけてくる。どうして2日連続で追いかけられなければならないんだろう。私はただ慎ましやかに暮らしたいだけなのに。
冷たい空気は肺を刺し、喉は張りつくように痛む。後ろには暴漢が迫っている。恐怖心から振り向いた私の足を、木の根がイタズラに絡みついた。
「っ！！う、うぅ…っ！」
立ち上がれない。息が上手にできなくて、足がジンジンと痛みだす。
「はあ、はあ、やっと止まったか・・・！」
ナイフを手に持つ男の目はギラギラと光り、薄ら笑いを浮かべた口元からは涎が垂れている。
「来ないで…っ！！」
「お前の核で、俺は・・・！」
すっかり役に立たなくなった足を引き摺りながら、なおも逃げようとする私にめがけて男はナイフを振りかざす。
もうダメだ。そう思って...]]></content:encoded>
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